【悲報】模試の復習をしても多くの人は成績が上がりません
模試は復習が大事!
という言葉を耳が痛くなるほど聞いたことがあるかもしれません。
ですが、模試の復習をしても多くの人は成績が上がりません。
復習のやり方に問題があるからです。
「模試の復習をちゃんとしているのに中々成績が上がらない…」
「模試の判定がいつも悪くて…」
このような人におすすめの内容となっています!
私は京大に12点差で落ちてしまいましたが、不合格者であるからこそ伝えられることがあると思い、この記事を書きました。
本記事では
・模試の復習をしても多くの人は成績が上がらないのか
・成績を上げるための模試の復習の仕方
これらを説明していきたいと思います。
1.模試の復習をしても多くの人は成績が上がらない理由
1)復習する時間が早い
よくある模試の復習の間違いは、
模試が終わって解説を見てからすぐに解きなおしをすして満足することです。
実際の試験は全ての答えを見た次の日に行われるわけではありません!
つまり、間違えた問題が本当に自分の知識として身についたから解けたかどうかが分からないのです。
長期記憶に落とし込むまで何度も思い出すことが重要です。
すぐに復習することは悪いことではないのですが、本当に自分の知識として得られた状態なのかを確認する作業をしましょう!
2)その問題だけを単純に復習している
その問題の解法だけを暗記している人も、成績が上がらない理由の一つです。
理由は、その問題を解くことではなく、似たような問題が出たときにその知識を利用できるかが重要だからです!
私は間違えた問題そのものの復習も勿論していましたが、
必ずその時に同時にやっていたのがこの3点です。
・基礎の理解で曖昧な場所がなかったか確認する
・その問題の解法が使われている所を解く
・周辺の知識を確認する
その問題で終わるのではなく、基礎に戻ったり、類題を解いたり、周辺の知識と結びつけることをして、
ようやく自分の中で知識が体系化され、問題が解けるようになっていくのです。
単元ごとの復習に有効なのが、定期テストです。
何故なら、範囲が狭く、知識を確認するのに最適な問題が集まっているからです。
なので、その問題の復習だけで満足しないようにしましょう!
3)同じ単元が次も出るとは限らない
漸化式の問題が解けなくて、頑張って復習したとしても
次の模試で群数列が出たらあまり勉強の効果は得られないでしょう。
模試の範囲はとても広いので、勉強の成果が模試に現れるのには時間がかかります。
しかし、正しい勉強をしていれば確実に知識が増えているのは間違いありません!
勉強しても成績が上がらない苦しい状況を乗り越えた人が成績の急上昇を体験することができます。
なので、模試の成績が悪くても全く動じずに勉強を続けてください!
2.正しい模試の復習の仕方(全ては解説できませんが)
1)3つの間違えパターンに分類する
まず、間違いの種類を分類します。
1.全く分からなかった、解説を読み込んでようやく分かった
1は基本事項の確認や、参考書の復習などをしてその分野に対する理解を深めましょう。
基礎の抜けている所がないかをしっかり確認することが重要です!
2.解説を一瞬見たら後は自分で解けた
2の「解説を一瞬見たら後は自分で解けた」このパターンが起こる理由は、主に
・時間がなくて焦った
・解法を「どのように使うか(how)」しか覚えていなかった
この2つがあります。
時間配分や、コンディションの管理は勉強そのものとは別の対策をしなければなりませんが、
逆に言うと、本当は解けた問題ということになるので、
この部分を減らすことは成績を上げることに重要な要素の一つです。
また、解法を「どのように使うか(how)」しか覚えずに、いつ使うのか(when)、何のために使うのか(why)まで覚えていないと
数学の問題で解説を一瞬見たら後は自力で解けた
という状況が生み出されるのです。
詳しくは過去の記事で説明しています。数学で伸び悩んでいる人は良かったらどうぞ!
3.ケアレスミス
ミスを甘く見ていると落ちます。
本当は解けたから大丈夫的な思考は必ず捨てましょう!
当たり前のことですが、
数学で(1)を計算ミスしていると、それ以降の問題はたとえ方針が合っていたとしてもあまり点数はもらえないでしょう。
これだけで偏差値が5くらいは普通に変わります。
ケアレスミスを減らすことは、一番模試の成績を上げる簡単な方法です。
分かっていたのに解けなかったというのはとても勿体ないことなので、必ず対策をしましょう!
2)何度も復習をして長期記憶に落とし込む
前半部分の繰り返しですが、何度も解きなおしたり、類題を探して解いてみたり、
自分の言葉でその問題の説明をしたりして長期記憶に落とし込みましょう!
自分の言葉で説明するというのはとても脳に負荷がかかる勉強で、
やってみると分かりますが結構きついです…
なので、他の勉強もしつつ、この勉強法を取り入れていきましょう。
最後に
模試は日々の勉強を改善するためだけのもの
少し前の記事と同じことを書いていますが、
模試で重要なのは「判定」ではなく、自分の勉強方法を見直し、これからの日々の勉強を改善していくためにあるものだと思います。
確かに模試の判定で一喜一憂してしまいますが、本番合格最低点を取れればその過程は何も関係ないので、
とにかく勉強を続けてください。
辛い時にやめなかった人間が勝ちます。
これからも志望校に行けなった人間の視点から情報発信をしていきたいと思うので応援よろしくお願いします!