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摂食障害×大学受験を経験したが、完治させた人間による メンタルに優しい食事法

成績が上がらない受験勉強の計画を立て方をしていませんか?

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「勉強の計画を立てても結局やり切れずに終わってしまう…」

「勉強の計画を立て方が分からない…」

「勉強の計画を立てるのがめんどくさい…」

 

このような人は多いと思います。

 

実際に私も計画を厳密に立てて受験勉強をしていた人間ではなかったため、その気持ちがよく分かります。

 

しかし、正しい勉強の計画を立てることは重要です!

 

実際に勉強の計画を立てている人でも、間違った勉強計画を立てている人は多いです。

 

私は京大に12点差で落ちた人間なので、その反省の気持ちを込めて、

 

  • 勉強の計画を立てるときにありがちなミス
  • 正しい勉強計画の立て方

 

この2点について紹介したいと思います!

 

1.成績が上がらない人がやっている受験勉強の計画の立て方の誤解

1)入試当日までに○○の参考書をやっておけばいいと思っている

参考書が点数を取ってくれるわけではありません。

 

参考書で自分が体系化できた知識を利用して問題が解けたとき、やっと点数を取ったことになります。

 

つまり、参考書で得られた知識を使える状態にしておかなければなりません。

 

時間がないからといって理解がおろそかになっては意味がありません。

 

これは計画通りに進めることの落とし穴だと私は思います。

2)時間があれば、計画が上手くいけば合格できると思っている

そもそもその計画が上手くいけば100パーセント合格するのかなんて分かりませんよね?

 

二次試験の応用レベルになってくると、ほとんどの人はスランプに陥り、成績が伸び悩む時期を経験します。

 

それを解決するためには、基礎の見直しが必要なのかもしれないし、東大生が勧めている参考書ルートにはない追加の問題集が必要なのかもしれない。

 

合格への登山道があっても、人によっては頂上に着くのに多く時間がかかるかもしれないし、人より追加のトレーニングが必要なのかもしれない。

 

つまり、受験を突破するためには模試などの結果に応じて計画を改善していかなければならないのです。

3)これらを踏まえて一番大切なこと

計画を立てる上で一番大切なことは、現状をしっかりと把握して柔軟に計画を立て直すことだと思います。

 

勿論計画は立ててそれを実行することも重要ですが、結果によって改善していかなければ成績は上がりません。

 

つまり、PDCAのCAの部分をしっかりとやることです。

 

と言われてもPDCAサイクルの意味が分からない人もいると思うので説明します。

 

PDCAサイクルとは、

Plan(計画する)、Do(実行する)、Check(評価する)、Action(改善する)、という4つのサイクルを回して改善していくことです。

 

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実行する人までは受験生なのでできている人が多いですが、

 

結果を評価して、改善していくことができている人はあまりいないと思います。

 

何となく青チャートを解いて、何となく次のレベルの参考書を解いて…のようにあまり考えずにやって成績が上がらないと言ってませんか?

 

もう一周しないと理解できていない所があるかもしれないし、復習のタイミングが悪くて長期記憶になっていないかもしれない、と考える必要があります。

 

なので、計画を立てて実行したら、模試の成績などから問題点と改善をしていくことが重要なのです。

 

2.具体的な受験勉強の勉強計画の立て方

1)最低ラインの勉強と、可能ならやりたい勉強に分ける

数学など、理解するために時間をかけてじっくり考える必要があると、思った以上に時間がかかることが多くあると思います。

 

その分の時間を残しておくために、勉強計画では、最低限のラインと、可能ならやりたい勉強に分けましょう。

 

数学の理解で手を抜くことはやめた方がいいのですが、演習を繰り返すことによって少しづつ理解が深まっていくものなので、

 

そこらへんのバランスが重要になってくると思います。

2)模試が本番の試験だとしたらどのように勉強するか考えて計画を立てる

試験本番で最大の実力を出すために試験前一週間は何をしますか?

 

極端な話、試験前日に新しい参考書をやろうとする人はいないでしょう。

 

模試が本番だと思って、模試で最大限の実力を発揮するためには何をすればよいかを考えて計画を立てていきましょう。

 

残念ながら普段の勉強で解けるようになったとしても、

入試本番の緊張感の中で解けるようになっておかなければなりません。

 

前日緊張で眠れなかったとしても解ける状態でないといけません

 

反射的に答えられるようになっておかないと本番で出てきません。

そこまで考えた上での問題集を解く計画を立てて欲しいと思います。

 

3)月単位、週単位、一日単位に分ける

 月単位、週単位、一日単位で分けることによって、計画倒れを防ぎます。

 

月単位で取り組む参考書を決め、

 

月単位で決めた勉強量に沿って週単位でページ数を大体決め、

 

週単位で決めたページ数を終わらせるために1日単位でやるべきことを決めます。

 

おすすめは、月、週、1日単位ごとにやった内容を総復習することです。

 

  • 今日やった内容は?
  • 今週やった内容は?
  • 今月は何ができるようになった?

 

これを自分で説明してみてください。

 

そこで心配な場所があったらもう一度復習をしていくとよいでしょう。

 

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4)反省と改善を繰り返す

先ほど説明したように、模試の結果(自己採点でないとタイムラグが発生する)を受けて何か問題点はなかったか、

 

どのように勉強すればもう少しいい点数が取れたかを反省し、改善していきましょう。

 

そのために模試はあるので、判定を気にする必要はありません

3.勉強計画の注意点

1)周りに流されない

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周りの人が赤本をやっているから赤本やろうかな…

みんな青チャートの次の参考書やり始めたから自分も早くやらないと…

 

と周りに流されるのはとても危険です。

 

でも、これをやっている人はかなり多いです。

 

自分が必要な勉強を順番にしないと成績は上がりません。

 

基礎ができていないのに応用問題をやっても成績は上がりません。

 

なので、周りに流されないようにすることはとても重要です。

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2)計画を立てるのに時間をかけ過ぎない

計画を立てるのにあまりに多くの時間を立てると、人間は満足してしまいます。

 

計画は立てても結局改善していくものなので、計画を立てるのに長い時間使ってもあまり意味がないです。

 

勿論適当過ぎるのもダメですが。

 

3)必ず調整日を設ける、欲張らない

上で説明したように、数学で理解する場面など、思った以上に時間がかかってしまう場合はよくあります。

 

その日の最低ラインとできればやりたい勉強に分けるのも重要ですが、1週間に1日は調整日を設けた方が計画が上手くいきます。

 

1週間で土曜日か日曜日のどちらかは空白の日を作っておいて、できなかったところや、追加で今週やった方がいい勉強などをやります。

 

こうすることで、スムーズに自分の勉強ができるようになるでしょう。

 

特に計画の作ったことのない人は実際できる量よりも多くの勉強量を計画しがちになるので、注意しましょう!

4)手段を目的化しないようにする

いつの間にか計画を立てた勉強を終わらせることが目的となってしまう人がいます。

 

志望校合格が目的だったのに、自分の計画を終わらせることが目的になってしまうことです。

 

こうなると的確な計画が立てられなくなり、成績に伸び悩む可能性があります。

 

また、計画を終わらせることに固執し、理解や暗記不足を招く原因にもなります。

 

なので、あくまで志望校合格が目的であることを忘れないようにしてください!

最後に

勉強計画をプロに頼るのもいいけれど、自分で考えることをやめてはいけない

自分ではよく分からないから予備校の先生に計画を立ててもらう人も中にはいると思います。

 

それは手段としてはとても有効ですが100パーセント頼り切らないようにしてください!

 

何故なら、自分のことが一番分かるのは自分だからです。

 

自分の苦手とか、何をやれば成績が上がるのかを把握するために予備校の先生に相談するのだと思うのですが、

 

これは本当に意味があるのか?

 

と思ったときは自分の感覚が正しいときだってあります。

 

なので、自分で考えることをやめないでください!