「経営者はしんどいからやめておけ」週7仕事の父のスケジュールと父の思い
大学生になったので、将来について考えるようにしないといけないと思う日々です。
そして、父と将来についての話題になると必ず言うことは、
「経営者はしんどいからやめておけ。上位の国公立行けたなら大手に就職するのが一番だ。」
このように言います。
確かに、父は週7仕事に行っていて、帰ってくる時間もかなり遅いです。
(以下で具体的に説明します)
本記事では
- 経営者がどれだけ大変か(父の場合)
- 何故、そこまで経営者はやめておけというのか
この2点について私なりの考えを伝えようと思います。
※サラリーマンの方が楽だということを言いたいわけではないことはご理解よろしくお願いいたします。
1.やめておけと言う父が何故、経営者になったのか
まずは、ここまでやめておけと言っている父が何故経営者になったのかという経緯をご紹介します。
父は旧帝国大学の工学部卒です。
そして、通信系の大手の企業に就職しました。
元々祖父が会社を立ち上げ、父には兄がいたので、(兄も通信系の国立大卒)
長男が父親(私からすると祖父)の仕事を継ぐだろうと思っていたそうです。
しかし、長男の方も大企業に就職していて、海外を飛び回っていたので会社を継がなかったそうです。
なので、父が大手の会社を辞め、会社を継ぐことを決心したようです。
2.ブラック企業並みの労働時間?父のスケジュール
父の労働時間はブラック企業並みだと思います。
月曜日から日曜日まで、週7仕事で、
7時に家を出てから、会社までは車で20分、そこから大抵夜の22時まで仕事です。
(もっと遅いときもあります)
さらに、その会社は半分下請けの会社であり、
社長であっても週に2~3回の現場仕事、さらに月に1回程度は夜勤があります。
一日休みを取っているのは正月とお盆の4~5日くらいしか見たことがありません。
おそらく残業時間も一日8時間労働だと仮定すると
150時間近い残業時間となっていると思います。
父曰く、社長は他の社員がやるような仕事に加えて、社長ならではの仕事もしなければならないから大変だと言います。
中小企業なので、コロナの不景気&力仕事なので人手があまりないのだと思います。
他の社員に負担をかけ過ぎないように、自身が頑張っているそうです。
これは、以下の経営者になることを反対する理由にもつながってきます。
3.何故、経営者になることを反対するのか考えてみた
父は大企業のサラリーマンと経営者を両方経験しているので、会社員と比較して経営者はやめた方がいいと言っていると思います。
勿論、社長の仕事が大変、勤めていた大企業の優遇はとても良かったという理由もあると思いますが、
ここには、人間関係の理由も隠れていると思いました。
父は、祖父の仕事を継いだわけですから、父よりも年上の社員が多くいるのでしょう。
そして、その人たちとの人間関係、上下関係に苦労したのだと思います。
祖父は気性がかなり荒い人だったので、父が社長になってからは一部の社員に舐められたのかもしれません。(父は結構気が弱い方です)
なので、社員に長時間の残業をさせることが難しいそうです。(させていたらそれはそれで問題なのですが…)
また、父は自分自身で企業したわけではなく、長男が継がなかったけど、祖父のために渋々継いだことになるので、
本当にやりたい仕事ではなかったのではないかと思います。
社長に向いている人は超ハードワークが苦にならないかというのも大きなポイントであるようなので、
好きではない仕事を親のために継いだという人は経営者はやめておけという考えになりやすいのではないかと思いました。
最後に
父がサラリーマンとして働いていたのはとても昔の時代(おそらく終身雇用の安泰と言われていた時代)であり、現状を知っているかどうかは分かりませんが、
大学生1年の私には大人の世界というものをバイトでしか見たことがありません。
ですので、これからの将来のことをよく考えながら生活していきたいと思います。
知識不足であり、不快に思うところがありましたらお詫び申し上げます。
次回は、経営者である母型の祖父の意見を伝えたいと思います。
父型の祖父も母型の祖父も経営者だったので、私は少し特殊な環境だったのだろうかと最近になって実感しました。