京大落ちたけど学歴コンプレックスがあまり無い理由【○○の違いです】
私は京大に12点差で落ちた人間ですが、
学歴コンプレックスはほとんどありません。
それはそれで向上心のない人間だな。
と思われるかもしれませんが、
- 私が学歴コンプレックスがない理由
- 学歴コンプレックスをなくすためには何をすればよいか
この2点について深堀りしていこうと思います。
先に抽象的な答えをお伝えすると、
考え方を変えることが学歴コンプレックスの解消には重要だということです。
その考え方について解説していこうと思います。
1.京大落ちだけど学歴コンプレックスがあまりない理由
1)浪人することの危険性が個人的には大きすぎた
私は、受験生時代に摂食障害を引き起こしたせいで、まともに勉強できない日もかなりありました。
このメンタルの状態でもう一年続けることは親は大反対、自分もおそらく無理だろうな…と考えていました。
そして、基本的に第一志望に落ちたら浪人を勧める先生にも進学した方がいいと言われ
浪人するメンタルの強さはやはり自分にはないなぁ
と完全に理解しました。
このような言い方をすると、
「メンタルが弱いとかただの意志の問題」
と思う人もいると思います。
そう思う気持ちも分からなくはないです。
しかし、受験鬱になる人は増加傾向にあります。
また、メンタル疾患が長引くほど症状が一生治らなくなる「症状固定」になる可能性が高くなっていきます。
この選択をするときに、やはり心身の健康よりも大切なことはないと思いました。
なので、後期で受かった国立大学に行きました。
私立は京大に1点集中するために受けていません。
また、その時期はメンタルもボロボロだったのでおそらく受けても受かっていなかったと思います。
2)浪人をしないことのメリットを感じることができた
大学入試を終え、環境の変化や、ストレスからの解法によって
摂食障害が一気に完治へと向かいました。
高校の初めに発症し、受験生のころにはほぼ完治したけれど冬にぶり返した状態だったので、すぐに治ったのだと思います。
摂食障害は本当はすぐに治るものではありません。
私も高校1年の時に発症し、
症状固定になる確率がかなり高くなっていく時期だったと思うので、とても危なかったと思っています。
なので、浪人して受験のストレスから摂食障害が長引き、浪人失敗…となるよりも
とても良かったと思っています。
3)この経験から分かったこと
この経験から分かったことは、
重大な決断をするときは、それを選択したことによる最悪の状況を想定し、その度合いが小さい方を選んだ方が良いということです。
おそらく、保守的で夢がない人間だなーと思われるかもしれませんが、
多くの起業家はリスクを取っているように見えてとてもリスクを最小限にする努力しているそうです。
楽観主義になったり、リスクを無視して行動をし過ぎると、最悪の状況を回避できなくなるので、
選択で迷ったときは、「どちらの最悪の状況がマシか」を考えてみてはいかがでしょうか。
2.現在、学歴コンプレックスを感じている人はどうすれば良いか
1)浪人失敗したら…と考えてそれよりはマシだったと思う。そう思えるように行動。
いつまでも過去を引きずっている人はダサいです。
人生の決断に正解はなく、自分が選んだ選択をいかに「結果的に正解だった」と思えるように行動するかが大切なのではないかと思います。
いつまでも過去に引きずられずに、とはいっても引きずってしまう気持ちは分かりますが、未来を見て行動するしかないです。
「あの時京大に受かっていれば○○だったかもしれないけど、この大学に来て結果的に良かったなぁ」
と思えるように日々行動しています。
少なくとも周りの人に学歴コンプレックスオーラを出してイタイ人間にならないようにしてください。
2)学歴コンプを原動力に新しいことに挑戦する
学歴コンプレックスに悩んでいる人はまずは新しいことに挑戦しましょう。
勉強、サークル、バイトなど…
大学生だからこそできることがたくさんあると思います。
学歴コンプレックスを背負ってしまった人は、おそらく考えないようにしようと思えば思うほど逆に考えてしまうと思います。
なので、なくそうと思うのではなく、他のことに熱中して「上書きをする」という考え方にシフトしましょう。
ここで、学歴コンプレックスの感情を利用して、全力で集中しましょう。
恐らく、より良い人生になると思っています。
3)今日からすぐに受験勉強に取り掛かる
「どうしても学歴コンプレックスは治らない。自分は学歴しか価値を見出せない!」
という人はもう一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「大学受験はそんなに甘くない」と周りの人には言われると思います。
しかし、私は今日から心を入れ替えて必死にやれば追いつくと思います。
何故なら、人間は時間があればあるほどパフォーマンスは落ちていく生き物なので、
今から最大のパフォーマンスで勉強をできれば浪人生に追いつくことはできるかもしれないからです。
現役生が部活を引退してから急に伸びる理由も時間がないからこそ最大の効率で勉強できるのだと思います。
本当にこの大学しかないという強い意志があるならもう一度チャレンジしてもいいと思います。
しかし、上で述べたように、
- 仮面浪人or退学して受験に失敗するリスク
- 自分がもう一度受験に挑戦しなかったことの後悔
どちらが自分にとって大きいのかはよく考えてください。
最後に
学歴コンプレックスを完全になくすのはほぼ不可能、しかし、考え方で大きな力を発揮できるはずです。
また、私の過去の記事のように京大に受かる実力があったように自分語りをすること
は、できるだけやめた方が良いと思います(笑)
無駄なプライドを周囲に見せることになり、良い印象を持たれないからです。
学歴コンプは特殊な理由であまりないけれど、100%ないかと言われると嘘になりますし、第2志望に通っている人で全くないのはよっぽどの成功者でしょう。
でも、学歴コンプレックスは自分の現在の原動力となっている部分もあるので、コンプレックスを生かせるかどうかは
自分の考え方次第
これに尽きると思います。