化学が苦手、嫌いな理由は○○が多すぎるからです【克服する方法や裏技も教えます】
「化学の点数が全然上がらねー。」
「理系だけど化学が全然できない…。」
このような人におすすめの内容です!
化学が何故苦手になるのか、それはズバリ
化学は暗記と理解の両方の分量が多すぎるからです!
本記事では
- 化学が何故苦手又は嫌いになってしまうのか
- どのように苦手を克服するか
この2点について解説していこうと思います。
私は、京大に12点差で落ちた(文系科目のせい)ものの、化学は共通テスト9割、後期試験では8割を記録しています。
そんな私も、化学は伸び悩んだ時期がありました…
なので、現在化学が苦手でも全然大丈夫です!
1.化学が苦手な理由は暗記と理解の分量がどちらも多すぎるから
1)物理や数学との違い
物理や数学は理解や計算の割合が高く、物理はイメージで解きやすいという特徴があります。
なので、物理や数学のセンスのある人にとっては、
物理や数学はクイズ感覚でどんどん解くことができます。
また、完答できる可能性も高く、完答できた時の快感があるのも物理や数学の特徴です。
それに比べて、化学は酸化還元の計算を例に出すと、
酸化還元の計算は、電子の価数で等式を立てて計算すればよい。
という原理を理解していたとしても、物質ごとの酸化数や半反応式の一部をおぼえていないと解けません。
なので、原理の理解だけでは点数が取れず、暗記が苦手な人には鬱陶しく感じるでしょう。
また、難関大だと化学オタクしか知らないような知識を問う問題が出てくることも珍しくなく、満点が取りにくいのも特徴です。
さらに、物理なら力学、数学なら基本の計算と、想像しやすい所からスタートするけれど、
化学は、「最外殻電子、モル…なにそれ?」
といったように、初めから想像しにくい基本事項や概念が出てくるので、
化学を始めたばかりの人が混乱し、苦手意識を持ってしますのです。
2)単純暗記をしている(理解をしていない)と…
計算問題は先ほどの酸化還元のように公式を使ってパターン化された問題が多いものの、応用問題では、理解していないとかなり苦戦するでしょう。
無機分野はほとんど暗記だから大丈夫なのですが、
化学の入試の王道パターンは、無機と化学平衡の融合問題や、
無機と電池の融合問題など、
無機化学単体で出すような入試問題はあまりなく、
また、化学で差がつくのはやはり理解が必要な計算問題なので、
理解していないと入試本番の計算問題で点が取れないという事態になってしまいます。
また、理解をした方が暗記の効率も上がるので、理解をしなければ化学はできるようになりません。
3)かといって、理解に時間をかけ過ぎると…
電離平衡や緩衝液のところは理解するのにかなりの時間がかかると思います。
そうなると、
「全然理解できねぇし問題とけねぇ。」からの
「化学嫌い!」そして
勉強やーめた。他の科目やろ。
そして、暗記をすることも放棄していまい、化学の成績が上がらないことで
さらに化学に苦手意識をを持ち…
という負のループに陥ります。
まとめると、理解か暗記のどちらかに苦手意識があると化学は中々成績が上がらないということです!
2.苦手な化学を克服するための方法
1)前提として、化学の成績が上がるには時間がかかることを理解しておく
先ほどお伝えしたように、化学は膨大な量の暗記と膨大な量の理解が必要です。
なので、少し頑張ったら成績が上がると思わない方がいいです。
大切なのは、すぐに成績は上がらないので落ち込まないことです!
勿論暗記分野のところは暗記した分だけ点数は上がると思いますが、
計算問題を解けないと差がつけられないので、
成績が上がらなくても粘り強く頑張ってください。
実際、私の成績が上がったのも高3の冬ぐらいからです。
最後の模試でもいい結果が取れず、本当につらい思いをしました。
それまでは本当に化学の成績が上がらなかったので、他の科目と同様に、とにかくあきらめないでください!
2)図や表、絵を用いて理解する
化学の理解を難しくする要因として、現実世界と関連付けることが難しく、イメージ化がし辛いという点があります。
なので、少しでもイメージがつきやすくなるように
図や表、絵を用いて理解しましょう!
また、YouTubeやスタディサプリなどの動画を使うと、流れも分かるので
さらに理解がはかどると思います。
化学を理解したいときにおすすめの参考書は
宇宙一わかりやすい高校化学シリーズです!
教科書よりも解説が丁寧で、イラストがあってとても分かりやすい参考書です!
ポイントは、一度理解できなくてもあきらめずに何度も見たり、少し時間をおいてから見たりと、何回も繰り返し見ましょう!
この参考書は一番初歩的な内容ですので、とても分かりやすいのでこれが終わったら次のステップに移りましょう!
3)ある程度理解できたら後はひたすら問題演習(理解と演習を同時並行で行う)
厳密に理解しようとすると先ほどの負のループが起こりうるので、
ある程度理解できたら、まずは問題演習をしていきましょう!
バッティングが上手くなりたいときに
「イチローのバッティングの解説動画を見て完全に理解してから
バッティングの練習を始めよう!」
みたいな人はいませんよね?
自分で実際に練習をしながら同時並行で動画を見てスキルを磨いていくと思います。
勉強も同じで、
解いていくうちに段々と理解が深まっていくものです。
(勿論何も考えずに問題を解きまくるのは良くないですが…)
なので、ある程度理解できたと思ったら、問題演習を積み、分からなかったらまた基礎の参考書に戻って確認する…
というのを繰り返すのが一番効率的な化学の勉強法だと思います!
問題演習(基本)の参考書として、おすすめなのはセミナー化学と重要問題集です!
セミナー化学で基本の演習問題をこなし、
重要問題集で実践的な演習をすることによってほとんどの大学は心配いりません!
私もこの2冊を徹底的にやりこんで共通テスト9割や、二次試験8割を取りました!
ちなみに私は化学の新演習を全てはやっていません。
それでも点数が取れたのは上の2冊をやっておいたからだと思います!
理解が難しい単元の裏技
電離平衡や緩衝液を理解するときは、近似式の導出が問題となっているものを3日連続やりましょう。同じ問題でいいです。
3日やった後、一週間置いてもう一回同じ問題をやれば、ほぼ確実に理解できるようになります。
他の単元でも、基本事項の公式の導出が問題となっているものを同じ様にやると、とても定着しやすくなります。
是非試してみてください!
最後に
化学をマスターすれば、安定した大きな得点源になる
化学は得点源にするのに時間はかかるものの、マスターすれば英語と同じ様に安定して高得点が取れるようになります!
入試本番で安心して取れる教科があるととても力強い味方になってくれます。
なので、理系の人は、化学を絶対に捨てないようにしましょう!
応援してます!