家にいたいblog

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摂食障害×大学受験を経験したが、完治させた人間による メンタルに優しい食事法

森永ラムネに含まれるブドウ糖が勉強や仕事に良い!…のか?

勉強してて疲れたから糖分摂ろうかな…
確か森永ラムネって脳に直接ブドウ糖が届くから受験生やビジネスマンにとても人気なんだよねー

 

集中するために森永ラムネやブドウ糖の入ったお菓子をあえて選ぶ必要はないんだよ!

 

嘘でしょ!東大生も愛用してるって言ってたし…

 

そこで、今回は森永ラムネやブドウ糖の入ったお菓子をあえて選ぶ必要はない理由を紹介します!

 

1.森永ラムネが勉強をする受験生や仕事をする人に人気な理由

1)ブドウ糖の含有率が高いので、素早く脳の栄養を補給できる

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通常の生活において、脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源として使用します。

 

勿論、脳へのエネルギーが不足すると集中力、思考力の低下を引き起こすので、集中力の維持のためには必要不可欠な栄養素です。

 

また、低血糖状態になっている人がブドウ糖を摂取することによって、血糖値が上がり、やる気、集中力の改善が期待できます。

 

そして、森永ラムネはそのブドウ糖が90%と、他のお菓子、ラムネに比べてとても多く含まれています。

 

では、ブドウ糖の含有率が高いことにどのような利点があるのでしょう?

 

それは、ブドウ糖「脳に直接届く」という利点です。

 

他のラムネや、お菓子はほとんどが果糖か砂糖でできています。

 

そして、お米(デンプン)などを含め、ブドウ糖以外の炭水化物は吸収するためにブドウ糖まで分解する必要があります。

 

しかし、森永ラムネはブドウ糖が90%なので、脳に直接届き、素早く栄養を送ることができると言われています!

 

なので、集中力を素早く戻したいと思っている人にとても人気なのです!

 

 

2)記憶力アップ

 ブドウ糖(グルコース)は脳の活動において必要であることが生物実験などを通して、多くの研究によって示されています。

 

「固定化」とよばれる記憶が長期的に保持されるために重要な段階(※1)があり、この段階を通して記憶が成立するというラットを用いた効果実証結果(※2)もあります。 

 

※1 McGaugh, J. L. (2000). Science 、

※2 ブドウ糖・蔗糖が記憶機能に与える効果, 農畜産業振興機構 調査情報部

引用:集中力&記憶力UP?!森永ラムネが勉強に効果的な理由、解説!

 

つまり、森永ラムネは記憶力の向上に一役買ってくれるのです!

 

受験生は勿論、ビジネスパーソンにも記憶力をアップさせるために森永ラムネは有効だと言われています!

 

3)低カロリー

森永ラムネは1粒当たり約2.6キロカロリーしかなく、

 

1本食べてしまってもせいぜい110キロカロリーであり、一般的なアイス1個の半分のカロリーです。

 

なので、カロリー制限ダイエットをしている人の良い味方になります。

 

さらに、血糖値を上昇させて空腹を減らす効果があります。

 

なので、受験太りが心配だけど甘い物が食べたい!という受験生に向いているお菓子で、とても人気があります。

 

やっぱり勉強、仕事をする人にとって森永ラムネはスマホに並ぶ必需品だね!

 

いや、表では確かにメリットばかり謳われているけど、まだブドウ糖による効果なのかは不明なんだよ。

 

2.森永ラムネは集中力の改善に効果はない!?こんな研究もあります。

1)意志力に糖分は関係ない。低GIも血糖値も関係ない。という研究

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現代の科学の世界では、

 

我慢をして意志力を使い続け、意志力のエネルギーがなくなると、やる気が無くなり、自制心が低下する。(つまり、意志力は減る)

 

という説に疑問がかけられています。

 

そして、ほとんど完全に否定されている事実が存在しています。それは…

 

「意志力に糖分は関係ない。」という説です。

 

今までの常識では、「人間の脳は基本的にブドウ糖を唯一のエネルギー源としているため、脳機能の低下の防止のためには血糖値を安定させなければならない」

 

という考えが一般的でした。

 

しかし、2015年のメタ分析と呼ばれる信頼の高い研究で、

 

「血糖値は食事が関係する物事にしか影響が出ない」という結論が出てしまったのです。

 

つまり、たとえ血糖値が低くなったとしても、

「お菓子を食べたい!」という食事に関する意志には影響するけれど、

「勉強や仕事に集中しなければ!」という食事とは無関係なタスクには何の影響も及ぼさないことが明らかになったのです。

 

初めて知った時はびっくりしたな…

 

2)さらに、脳のブドウ糖の消費量は活動によって変わらない

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脳全体のブドウ糖の消費量は1時間に約15キロカロリー分しか使用されず、1日でたったの360キロカロリー分のブドウ糖しか使われないことが脳科学の世界では常識になりつつあります。

 

勿論、運動したときや、少し動いたときなどにも糖質は使われるので、実際に必要な糖質の量はこれよりも多くなりますが、

 

普通の食事をしていれば、脳がブドウ糖不足になることはまずないのです。

 

このことから、森永ラムネに含まれるブドウ糖が脳の栄養になるから勉強の合間のお菓子に良いという考えは間違っているのです。

 

それでも、ラムネを食べた後、明らかに集中力が上がったと感じるけど!

 

それは次の理由があるからなんだよー

 

3)じゃあなんで森永ラムネで集中力が改善したと感じるの?

ここで、森永ラムネで集中力が上がる本当の理由についてご紹介します。

 

それは、気分の改善です。

silhouette photo of man on cliff during sunset

 

森永ラムネを食べることによって脳内からドーパミンが分泌され、気分の改善やリラックス効果があるので集中力が改善したように思うのです。

 

なので、「森永ラムネを食べる意味は全くない」という訳ではありません。

 

しかし、逆に考えると、気分の改善がされれば、森永ラムネを食べなくても集中力は上がるということです。

 

例えば、

  • 120分の数学の試験で、途中、集中力が切れたが、最後の10分ぐらいで集中力がとても上がった。
  • 昼ごはん前、今まであまり集中していなかったのに、キリがつくまではやりたいと思い、とても集中した。
  • テストの前日に暗記教科を一夜漬けで覚えた

 

といったような経験があると思います。

 

また、砂糖水を口にゆすいだだけで集中力の改善が見られたという研究もあり、

ブドウ糖が関係しているならこのような現象は起こりえませんよね?

 

まとめると、意志力や集中力は気分が改善され、感情をコントロールできるようになれば、ブドウ糖、森永ラムネは必要ないという結論に至るのです!

 

ブドウ糖の問題ではなく、感情の問題だったんだね。

 

次は、どのように森永ラムネを活用していくかについて説明していきます!

 

3.正しい森永ラムネの利用法

1)近くに置いておかない

近くにお菓子を置いておくデメリットはとても大きいです。

 

理由は単純で、食べ過ぎにつながるからです。

 

食べ過ぎによって血糖値が急上昇すると、インスリンの働きによって血糖値が下げられ、逆に集中力が下がってしまいます。

 

なので、すぐ取り出せるような場所に森永ラムネを置かないことをおススメします。

 

2)ご褒美で食べるようにする。

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先ほど説明したように、気分の改善のために森永ラムネを食べることには意味があります。

 

実際に、ご褒美を設定すると勉強や仕事の集中力が上がることが研究で証明されていますし、皆さんも何となく理解できると思います。

 

なので、このタスクが終わったら森永ラムネを食べよう!

というルールを作りましょう。

 

じゃあ森永ラムネじゃなくても良くね?

 

血糖値が急上昇しないような食べ物なら、自分の好きなお菓子でいいんだよ。

 

しかし、

  • カロリーが低い
  • 持ち運びやすい
  • 程よい甘さ、量が調節しやすい

という点で、森永ラムネは非常に優れていると思います。

 

なので、ご褒美のお菓子は、なるべく低GIのものから選びましょう!

 

ちなみに私はあたりめが好きです(笑)

租借による集中力の上昇も期待できますし、カロリーもとても低いです。

そして、硬いので食べ過ぎも防げます

3)糖質制限や断食をして低血糖状態になっている人

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糖質制限や、断食をしている人の場合は、本当のブドウ糖不足になっている可能性があります。

 

実際に、運動を全くしない人でも、ケトン体という脂質をエネルギーにするダイエットをしている人を除いて、130g程度の糖質は必要だとされています。

 

糖質制限や断食をしている人で、

  • とても頭がぼーっとしてしまう
  • イライラや、ダルさがとても強い
  • 力が入らない

などの症状が出たら、一旦中止にして、森永ラムネを食べて下さい。

 

一粒の糖質もそれほど多くはないので、気にならないと思います。

 

 

4.森永ラムネを使用しなくても集中力は回復できる

1)一番の方法は、自然の中で5分以上の運動をする

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ジョージア大学の研究では、20分の軽い運動をした後は、認知能力、集中力や考察力が3~4時間も高まることが分かっています。

 

つまり、(森永ラムネ)<<(運動)です。(笑)

 

さらに、自然の中で運動すると、その効果はさらに高まります。

 

運動めんどくさい。

 

という理由だけでやらないのは本当に勿体ないです!

 

公園で5分間散歩をするだけで気分のリフレッシュ効果はとても高く、脳の疲れが取れることが分かっています。

 

なので、集中力を改善するためにブドウ糖よりも有効なのは

軽くでもいいから運動をすることです!

 

2)休憩時間に音楽を聴く

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休憩時間に好きな音楽を聴くことでも休憩後に行うタスクの集中力が増すことが分かっています。

 

しかし、注意すべき点は、作業中に音楽を聴かないことです!

作業中の音楽を聴くことにも脳が情報処理のために使ってしまうため、集中力は下がってしまいます。

 

そこでおすすめなのは、曲が流れている時間を休憩時間にすることです!

1曲あるいは2曲終わるまでを休憩時間にすることで、作業の切り替えがうまくいきやすいと私は思っています。

wk117.hatenadiary.com

 

まとめ

  • 意志力、集中力にブドウ糖はほとんどの場合関係ない
  • 森永ラムネで集中力が改善するのは幸福感のおかげ
  • つまり、感情をコントロールすれば、ブドウ糖を摂取せずとも集中力は改善できる!

でも、ここまで言っておいてなんですが、

総合的に見ると森永ラムネは勉強、仕事をする人の間食にはとても良いと思います(笑)